待望の「ゲノム医療法」に込める当事者の期待

姉を卵巣がんで失い、自身も遺伝性乳がん卵巣がんの遺伝子変異によって乳がんと卵巣がんを経験した太宰牧子さん。遺伝情報による「ゲノム医療」の推進や、差別防止を掲げる法律「ゲノム医療法」が成立しましたが、この法律にかける期待はどんなものなのでしょうか?
岩永直子 2023.07.23
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最愛の姉を卵巣がんで亡くし、自身も遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)の遺伝子変異によって乳がんと卵巣がんを経験してきた太宰牧子さん。

遺伝情報を活用した「ゲノム医療」を推進し、遺伝情報による差別や偏見を防ぐ「ゲノム医療法」が今年6月に成立した。

がん患者会の悲願だった法律の実現に、当事者としてどんな期待をかけているのだろうか?

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