HPVワクチン、男子が接種したくても情報がなかなかない現実
この春、大学に入学して親元を離れた長男にHPVワクチンをうたせようと考えた女性。あまりにも男性接種の情報がなくて驚きました。男子への啓発や接種のハードルが低くなる仕組みを望んでいます。
岩永直子
2024.04.25
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この春、名古屋大学に入学した長男(18)のもとに大学から届いたお知らせを見て、関東在住の女性は驚いた。
「女子でHPVワクチンの過去の接種を逃してしまった方は、接種(キャッチアップ接種)をお勧めしますが、公費で受けることができる期間は、2025年3月までですので今年度が最後となります」
定期接種の対象なのにうちそびれた女子学生に接種を勧める内容だ。実は女性は、男性である息子にも大学進学で親元を離れるのと同時に自費で受けさせようと考えていた。