HPVワクチン、男子が接種したくても情報がなかなかない現実 

この春、大学に入学して親元を離れた長男にHPVワクチンをうたせようと考えた女性。あまりにも男性接種の情報がなくて驚きました。男子への啓発や接種のハードルが低くなる仕組みを望んでいます。
岩永直子 2024.04.25
サポートメンバー限定

この春、名古屋大学に入学した長男(18)のもとに大学から届いたお知らせを見て、関東在住の女性は驚いた。

「女子でHPVワクチンの過去の接種を逃してしまった方は、接種(キャッチアップ接種)をお勧めしますが、公費で受けることができる期間は、2025年3月までですので今年度が最後となります」

定期接種の対象なのにうちそびれた女子学生に接種を勧める内容だ。実は女性は、男性である息子にも大学進学で親元を離れるのと同時に自費で受けさせようと考えていた。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、3593文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

提携媒体・コラボ実績

誰でも
「医療の進歩で長く生きられるようになったのに」 16年間進行乳がんの治...
誰でも
高額療養費専門委員会 多数回該当の上限引き上げはせず、「年間上限」を設...
誰でも
高額療養費議連、「多数回該当の上限額は現行維持」「年度額の自己負担上限...
誰でも
同じ「遺伝子検査」「免疫療法」でも......患者が知っておくべき、が...
誰でも
私の「名医」どう選ぶ?がんの病院・医師検索サイト編集長がノウハウを詰め...
サポートメンバー限定
取材日記6:膝の痛みで仕事にも影響
誰でも
「惜しみなく与えることが大事」フリーランスはなぜ人間関係でケチになって...
誰でも
25年、フリーランスで食べてきた雨宮処凛さんに教わる、不安定だけど、自...