日本医学ジャーナリスト協会が、協会賞のプレスリリースでHPVワクチンに反対するサイトを肯定的に紹介

日本医学ジャーナリスト協会が、2023年度の協会賞を発表するプレスリリースで、HPVワクチンに反対するサイトを肯定的に紹介していたことがわかりました。選考委員長はHPVワクチンに反対する発信を繰り返しており、同協会の会長は「組織と選考委員長の見解は一体ではない」と釈明しています。
岩永直子 2024.01.25
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医学ジャーナリストが集まるNPO法人「日本医学ジャーナリスト協会」が優れた報道作品に対して贈る2023年度の協会賞のプレスリリースで、HPVワクチンによる副反応被害を訴え、接種に反対するサイトを肯定的に紹介していたことがわかった。

選考委員長で同協会理事でもあり、元朝日新聞論説委員の大熊由紀子氏が「選考委員長からのご報告」として、受賞作品とは別に特別に紹介していた。

HPVワクチンについては不安を煽る報道で接種率が激減した影響が今も尾を引きずっている。

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