科学を無視した医療政策決定はなぜ続くのか? HPVワクチン、日本は20年遅れの事態に
HPVワクチンの男性への定期接種拡大は、明らかにおかしな検討が続いています。なぜ科学を無視した医療政策決定が続くのか。西浦博先生に追及してもらいます。後編です。
岩永直子
2026.08.04
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男性にも定期接種の拡大が検討されながら、足踏み状態が続いているHPVワクチン。
7月22日に開かれた厚生労働省の専門委員会「ワクチン評価に関する小委員会」では、定期接種で使われる唯一のワクチンである9価ワクチンについて男性に接種する場合の費用対効果分析が出され、「課題がある」として結論は先送りされた。
4価ワクチンの時の費用対効果分析も「世界標準の方法で分析されていない」と批判した理論疫学の専門家である京都大学大学院医学研究科教授の西浦博さんは、今回の分析も「科学的にあり得ない手法を用いている」と厳しく批判する。
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