「お子さんいなくて良かったわね」「健康な乳房を取るなんて......」社会の理解を広げるために遺伝性乳がん卵巣がんの患者会を設立

卵巣がんで姉を失った3年後、自身が乳がんを発症し、遺伝性乳がん卵巣がんの遺伝子変異があることが判明した太宰牧子さん。社会の無理解や偏見に対して、患者会を設立します。4回連載の2回目です。
岩永直子 2023.07.16
サポートメンバー

卵巣がんで姉(享年40)を失った約3年後、42歳で乳がんを発症し、「遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)※」のBRCA1遺伝子変異があることがわかった太宰牧子さん。

患者会代表として、学会やシンポジウム、イベントなどに積極的に登壇している。                                                                                       (撮影:YO TSUTSUURA)

患者会代表として、学会やシンポジウム、イベントなどに積極的に登壇している。                                                                                       (撮影:YO TSUTSUURA)

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、5969文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちらからログイン

「さらし者のような報道のあり方を改善して」 当事者や支援者の6団体が大...
誰でも
「次の時代を担う専門家は育っている」尾身茂さんに聞く、5類移行後の日本...
サポートメンバー
「複雑なことを複雑なままに」一般市民やメディアになかなか伝わらなかった...
サポートメンバー
時には怒鳴り合い、不満をぶつけて立ち去ろうとした人も スター選手が揃っ...
サポートメンバー
「危機における政治のリーダーシップが十分には発揮されなかった」 尾身茂...
サポートメンバー
「専門家へのリスペクトが足りない」尾身茂さんがそう政府に苦言を呈したわ...
誰でも
「好きで飲んでいたわけじゃなかった」 初めて家族の問題を人に話せた回復...
誰でも
腹水が溜まり、歩けなくなっても飲み続けた ひとりぼっちの心を埋めて...
誰でも