読者の皆様に支えられた1年でした。ありがとうございました。

このニュースレターがフリーランスとしての生活や心の支えになっています。
岩永直子 2023.12.31
誰でも

とうとう大晦日になりました。最後まで原稿を書き続ける師走となりましたが、忙しくなるぐらい仕事をいただけることをありがたく思っています。

そして今年、最後の原稿はこの挨拶になります。

フリーランスの記者として、このニュースレターでのご支援や皆様の応援の声が本当に支えになりました。実際、一番大きな収入源となっていますし、コメントや応援の声にいつも励まされています。本当にありがとうございます。

31日に毎年実家で仕込む栗きんとん。栗好きな私の担当です。

31日に毎年実家で仕込む栗きんとん。栗好きな私の担当です。

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単著2冊、独立と節目の年

振り返ると、今年は初の単著で医療記者としての名刺代わりの本『言葉はいのちを救えるか? 生と死、ケアの現場から』(晶文社)を出し、副業から生まれた本『今日もレストランの灯りに』(イースト・プレス)も出て、とても充実した1年でした。

今年2冊の本を出しました。感無量です。

今年2冊の本を出しました。感無量です。

一方で会社を辞め、独立するという大きな節目を迎えた年でもありました。

私は衝動的に行動して、後で「やっちまったな」と思うタイプの人間ではありますが、会社を辞める時はさすがに慎重になりました。

どうにもならなくなったら助けてくれる人はいると信じているものの、23歳で新聞社に就職してから、ずっとサラリーマン生活を送ってきたもので、「フリーで生きていけるのかな」と足がすくんだのです。

収入はもちろん、壊滅的にできない事務仕事を私が一人でやれるのかという不安に心が重くなっていました。

そこを公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子さんが、新しいメディアの編集長として雇用する形で事務仕事を引き受けると言ってくださり救ってくれました。

また、ニュースレターでご支援を募ったら、想像以上の読者の皆様がサポートメンバーになってくださり、私は本当にホッとしました。

なかなかつかめないペース配分 来年は安定的な発信を

この応援に応えられるようにバリバリ書こうと思っていたのですが、仕事のペースがつかめずに、思うように更新できないのが申し訳ない気持ちです。

独立するにあたって、フリーランスの記者の先輩たちから「とにかく依頼された仕事は片っ端から受けた方がいい」とアドバイスを受けました。そこで、いただいた仕事はなるべく受けるようにしていたら、余裕がなくなってしまいました。

会社を辞めてからは、丸一日の休みはほとんど取ることはなく、毎日、何かしら書いています。来年はもう少し上手にスケジュールを回せるようになって、サポートメンバー向けの原稿も安定して発信できるようにしたいと思います。

来年は新しいメディアを創刊、他の新しい挑戦も

年明け、1月の終わりには、私が編集長を務める依存症専門のオンラインメディアを創刊すべく、今、必死に準備中です。サイトの細かい仕様やデザインを決め、信頼できる書き手をスカウトし、原稿などをあちこちに取材して用意しているところです。

来年はこのメディアの運営もあって、より忙しくなると思います。

このニュースレターとも連動し、科学的根拠に基づいた情報を発信して、依存症に対する正しい理解を広げ、差別や偏見をなくすことを目指します。大きな目標ができて、私は今、すごくワクワクしています。

50歳になり、オンラインメディアの編集長だけでなく、私は来年二つのささやかな挑戦をしようと考えています(年明けに公開予定の寄稿で書いています)。せっかく独立したので、これまでできなかったことをやっちまおうと心はますます自由になっています。

副業のイタリアンレストランのアルバイトも、シェフを初めとするスタッフやお客さんたちと楽しく、プロ意識を高めながら続けられたらと願っています(新しい挑戦も副業に深い関わりがあります)。

どうか、これからも応援していただけるとありがたいです。

本年は誠にありがとうございました。来年もますますよろしくお願いします。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください!

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