アルコールと薬物に依存した僕が、回復するために必要だった3つのこと

中高生の時からアルコールや薬物に依存していた田中健児さん。18年間、酒も薬もやめ続けている田中さんが回復に必要だと考える3つのこととは?
岩永直子 2023.07.25
読者限定

中高生の時からアルコールや薬物に依存していた田中健児さん(56)。

ひょんなことから働き始めた精神科クリニックで、依存症からの回復を目指す患者たちと出会い、自身も自助グループに通うようになります。

それ以来18年間、酒も薬もやめ続けている田中さんが回復に必要だと考える3つのこととは何なのでしょうか?

この記事は無料で続きを読めます

続きは、10385文字あります。
  • 家族はどう支援する?
  • 家族に対してはなかなか正直になれない
  • クリニックの支援活動 学会発表をする機会も
  • のしかかる父の介護の負担 酒や薬の欲求強まる
  • 不安や心配事を忘れさせてくれるアルコールや薬
  • 取り戻した「二度とない時間」
  • アルコールや薬物には「やめるデメリット」もある
  • 必要なのは刑罰や脅しではなく、仲間
  • 先ゆく仲間と、積極的に待っていてくれる人
  • 回復し続けるために必要な3つのこと
  • 人とつながれば行き止まりはない
  • 【田中健児(たなか・けんじ)】NPO法人「友愛会」生活相談員、Y-ARAN(横浜依存症回復擁護ネットワーク)」理事

すでに登録された方はこちら

提携媒体・コラボ実績

誰でも
「私の病気を理解して」に込められているのは、「私を排除しないで」という...
誰でも
健康でない私たちを居心地悪くさせているのは何? 弁護士と新聞記者が語り...
誰でも
野球界でも記者魂 74歳の現役記者は正月もまた夜回りをする
誰でも
「桜を見る会」のスクープ、赤旗記者はなぜ打ち出せた? 真実をつかむ記者...
誰でも
「決してあきらめないで」 メディアが「マスゴミ」と言われる時代、今こそ...
誰でも
「生」を諦めるべきじゃない、と伝えたい 当事者になったからこそ、これか...
誰でも
学生時代から障害者の生活支援に関わって 旧優生保護法違憲訴訟で勝訴した...
誰でも
障害者を支援してきた弁護士がALSになった 日々できないことが増える身...